海外で募集されている治験モニターについて、以下にいくつかの代表的なサイトとその特徴を紹介します。なお、海外治験は高額な報酬や旅費支給がある一方で、言語や渡航、法的リスクを考慮する必要があります。以下の情報は、ウェブ上の公開情報に基づいています。
- Richmond Pharmacology (UK) - trials4japanese.co.uk
- 概要: イギリス・ロンドンを拠点とする治験施設で、日本人を含む東アジア系のボランティアを募集。
- 特徴:
- ロンドン郊外からの参加者に対し、交通費や宿泊費の補助を提供。
- YMS(ワーキングホリデービザ)や学生向けに、短期間でまとまった謝礼を得られる機会を提供。
- 日本語直通窓口(英国内: 0207042 5800、英国外: +44 207042 5800、Email: japanese@richmondpharmacology.com)があり、日本人スタッフが対応。
- 対象: 健康な日本人を含む多国籍の参加者。
- 報酬: 具体的な金額は治験によるが、拘束時間に応じた謝礼が支払われる。
- Altasciences LA (USA) - participantsla.altasciences.com
- 概要: 米国カリフォルニア州(ロサンゼルス・オレンジカウンティ)で日本人向け治験を募集する施設。
- 特徴:
- 健康な18歳以上の男女を対象とした治験を実施。
- 友達紹介キャンペーンがあり、紹介者1名につき最大1,000ドルの紹介料を提供。
- 日本語専用窓口(電話: 1-877-997-9228、Email: Japanese@altasciences.com)で対応。
- 参加の流れや安全性に関する情報がビデオで公開されており、初心者にも分かりやすい。
- 報酬: 治験内容により異なり、終了後に小切手で支払い(数週間後)。
- Chiken Global (UK/USA/Europe) - chikenglobal.com
- 概要: 英国のUK治験LTDと提携し、英国、ヨーロッパ、米国での治験ボランティアを募集する独立系契約会社。
- 特徴:
- 日本人、中国人、韓国人など東アジア系を対象とした治験を専門に募集。
- 医薬品開発に貢献するボランティアとして、時間や不便さに対する謝礼を提供。
- 海外渡航費や生活費の補助が含まれる場合がある。
- 報酬: 治験の拘束時間や内容に応じた謝礼(金額は案件による)。
- Pfizer Clinical Research Unit (Global) - pfizerclinicaltrials.com
- 概要: ファイザーが運営する治験サイトで、日本人を含むボランティアを募集。
- 特徴:
- 世界各地の治験に参加可能で、参加基準は治験ごとに設定。
- 友達紹介ボーナスプログラムがあり、紹介により追加報酬を得られる可能性。
- 治験スタッフによる事前審査で参加資格を確認。
- 報酬: 治験内容に応じた負担軽減費が支払われる。
- Pa-ruit (海外治験の情報提供) - pa-ruit.jp
- 概要: 日本人向けに海外治験の情報を提供するサイト。
- 特徴:
- 海外治験は国内に比べ募集件数が少ないが、渡航費や宿泊費が支給される場合が多く、旅行感覚で参加可能。
- 報酬は高額で、100万円を超えるケースも報告されている。
- 初心者向けに治験の流れやメリット・デメリットを解説。
- 報酬: 治験内容により大きく変動(例: 入院タイプで1日2万円程度~高額報酬)。
注意点
- メリット: 高額報酬、無料健康診断、渡航費支給、観光の機会。
- デメリット: 言語障壁、海外での法的保護の違い、健康リスク、渡航の時間的・金銭的負担。
- 参加手順: 通常、サイト登録→事前健診→治験参加→報酬受け取りの流れ。事前に各施設の参加基準や条件を確認し、信頼できる機関を選ぶことが重要。
- 安全性: 海外治験は日本の規制(PMDA)とは異なるため、施設の信頼性や契約内容を慎重に確認してください。
具体的な治験案件は時期や地域により変動します。興味のあるサイトに直接問い合わせ(日本語窓口推奨)、または公式ウェブサイトで最新の募集情報を確認してください。どの治験に参加するか迷う場合は、目的(報酬額、渡航先、拘束時間)に合わせて選択し、事前に詳細な質問をすることがおすすめです。